次世代配管 “FP35”

高品質なフェライト系ステンレス鋼鋼管の大手メーカーとして、お客様のニーズに迅速かつ柔軟に対応することが可能です。
同等外径の場合、管質量が約1/2となり、運搬、揚重作業による疲労を大幅に低減できます。
例:SGPの100A(外径114.3)は48.8kg/4m,ステンレスは100Su(外径114.3)は22.4kg/4m

車業界で培ってきたステンレス加工技術を駆使し、高精度かつ高品質な製品を提供します。
「準備、部品、作業工程、継手箇所数」を最小化することで、現場での手間を削減。現場の加工のシンプル化によって生産性が向上し、コスト削減にも貢献します。

ネジ接続に必要な機器の「搬入・撤収・管理」に関わる時間を削減可能。
必要な機器は、「油圧式電動工具・パイプカッター・検査ゲージ」のみ。
軽量材ゆえ、高所作業車の昇降回数低減。モジュール管のため、加工管探索が容易。
継手レスのため、接続箇所数が1/2以下に低減。
全てにおいて
理想的なパフォーマンス!
フェライト鋼管がもたらす革新
施工側 / 施主側にメリット
重量が半分

FP35は同等外径の場合、管質量が約1/2となり、運搬、揚重作業による疲労を大幅に低減できます。
重量の比較
炭素鋼鋼管(白) (40A/外径48.6) | 次世代配管 “FP35” (50A/外径48.6) | |
---|---|---|
重量(kg/m) | 3.89 | 1.38 |
施工側 / 施主側にメリット
接続時間

FP35はシンプルなプレス式接続を採用し、作業は「挿入→工具作動→検査」のため、経験に依存せず、施工品質が安定します。
接続スピードの比較
炭素鋼鋼管(白) | 次世代配管 “FP35” | |
---|---|---|
作業時間 | 157.5分 | 74分 |
比率 | 100% | 48% |
引用:「継手一体型プレハブ加工管システムの開発(第1報)、空気調和・衛生工学会退会(2021.09)」
施工側 / 施主側にメリット
単位長さで最安

炭素鋼(SGP管)と比べて1m当たり約10%、オーステナイトと比べて比べて1m当たり約30%低いコストで導入できます。
管材価格比較
炭素鋼(SGP白) | オーステナイト(SUS304) | 次世代配管FP35(SUS436L) | |
---|---|---|---|
1m当たりの価格 (SGPを100とした場合の比率) | 100 | 139 | 90 |
施主側にメリット
耐用年数

腐食耐性の比較
炭素鋼(SGP白) | オーステナイト(SUS304) | 次世代配管FP35 フェライト(SUS430LX) | |
---|---|---|---|
耐食性 | ![]() | ![]() | ![]() |
成分 | P(リン)、S(硫黄) | 18Cr-8Ni | 18Cr-Ti |
耐孔食指数(※) | 0 | 18 | 18 |
耐食性 JIS H 8502-8-1中性塩水噴霧サイクル試験(90サイクル後)
※ステンレスごとに異なる耐腐食性を示す指標の一つ。
耐孔食指数(Pitting Resistance Equivalent)= [Cr(%)]+[3.3 x Mo(%)] + [16 x N(%)]
(PRE高 → 耐腐食性高) SUS304(PRE)=18
施工側 / 施主側にメリット
相当管長(配管抵抗)

相当管長とは?
配管の曲がりや部品による流れの抵抗を、直管の長さに換算した値です。曲がりの形状や断面の違いによって、「抵抗の大きさ゠相当管長」も変わります。配管設計に必要な計算に使われる指標です。
FP35は滑らかな表面で摩擦抵抗が低く、曲げ加工によりエルボ部の断面を均一化して配管抵抗を小さくすることで、効率的な配管システムを実現します。高い流体動力学性能でエネルギー節約が期待できます。
相当管長の比較
【管路中の曲がりやバルブなどの抵抗値を、同径の直管に置き換えた場合の直管の全長】
炭素鋼(SGP白) | オーステナイト(SUS304) | 次世代配管FP35(SUS436L) | |
---|---|---|---|
呼び径 | 40A | 機械式 | 50(40A) |
部材 | 90°エルボ | 50Su | 90°曲げ管 (ロングエルボ相当) |
相当管長(m) | 1.3 | 1.8 | 0.54 |
データ引用:1)消防庁「配管の摩擦損失計算の基準平成二八年二月二六日消防庁告示第七号」
導入で設備の信頼性向上とコスト削減を実現
建築設備配管に求められる耐久性・コストパフォーマンス・施工性のすべてを兼ね備えたプレハブ加工管システム「FP35」。自動車業界の厳しい品質要求をクリアし、培ってきた長年のステンレス加工技術で実現しました。
- 炭素鋼鋼管と比べて、腐食リスクを低減し、長寿命化を実現
- 従来のステンレス配管と比べて初期コスト、ランニングコストを低減
- 接続時間短縮、接続箇所低減、疲労度軽減、安全性向上
